いきなりですが私は2020年に簿記3級と2級を取得しています
ただ、2020年に簿記3級の勉強を始めるまで、簿記を勉強するなんて考えたことはありませんでした
今回は、そんな私がなぜ簿記を勉強しようと思ったか
ということをお伝えして
「簿記ってなんだろう?取った方が良いって聞いたことあるけどなんで?」
と思っている方の役に立てば良いな思っています
ろきの簿記歴
日商簿記3級(第154回、2020年2月23日合格)
- 勉強期間:2020年1月後半〜2月(約1ヶ月)
- 勉強方法:独学
全経簿記1級(第199回、2020年7月12日合格)
- 勉強期間:2020年5月後半〜7月前半(約2ヶ月)
- 勉強方法:独学
日商簿記2級(第156回、2020年11月15日合格)
- 勉強期間:2020年4月、10〜11月(実質3ヶ月)※
- 勉強方法:独学
※コロナにより日商簿記第155回試験中止で一時休止
そもそも簿記とは?
簿記とは、簡単に説明すると、「ある定められたルールに従い、日々のお金の動きを帳簿というノートに記録すること」です
メモ
帳「簿」に「記」録する → 簿記
簿記検定ではこのルールと、帳簿への付け方などを学んでいき
それを通して、会社やお店のお金の動きを理解できるようになり
経営状態までもが分かるようになります
今のは受け手側の簿記のメリットですが
そもそもなぜ会社側はわざわざ自分の会社の帳簿をつけるのでしょうか?
それは、主に
- 会社の状況を取引先に伝えるため
- 税金を計算するため
という目的のために、会社の利益や財産を明らかにする必要があるからです
つまり、簿記とは会社や個人が自分の利益や財産の計算をするための方法なのです
私が簿記を勉強したきっかけ
きっかけは会社の決算書類を見たことでした
私はそれまで3年間会社の経理について全く考えることなく働いてきました
もちろん決算書類なんて見たことも…あったかもしれませんが記憶に無いレベルで
そこで自分の無知さを思い知り、簿記を勉強することに決めたのです
会社の決算書類を見た話
就職から3年目のある日、たまたま会社の決算書類の作成を手伝うことになりました
事務職とはいえ、会議資料の作成ばかりしていた私は勝手にそういった書類とは縁が無いものだと思っていました(のちに今まで作成していた会議資料に思いっきり同じ書類が含まれていることに気づき、ショックを受けます)
決算書類の中にたくさんの項目と金額が書かれた、収支計算書とやらを見つけ
何が何の数字だか分からないまま読んでいくうちに
どうやら予算が決まっていて、予算額と決算額とやらの増減を表している、ということが分かりました
「ん?予算?え、給料も賞与も予算で決まってるの!?」
なんて、今思い出しても汗かくくらい本当に恥ずかしいのですが、ここでやっと予算を知りました(汗
逆に言うと、予算を考えることなく3年間も仕事してこれたのが不思議というか
自分が何も考えなくても大丈夫なように上司含め周りの先輩方が色々とサポートしてくれていたのだな(なんて、良いこと風に言っておきます)
と思い知り、「こんなんじゃダメだ、何か勉強しないと!」と決心しました!
簿記に興味を持った話
予算の存在にショックを受けていた同時期に
個人的な話ですが結婚を考えるようになり
全く貯金ができていないことに焦っていました
自分がいくら使っているのかを全く把握できていないのが良くないことには気づいており
それを改善するために何度もアプリを利用して家計簿をつけようとしてきましたが
一回も続いたことがありませんでした
その頃に改めて、なぜ家計簿が続かないのかを考えて2つのことに気がつきました
- そもそも資産とか負債のことが分からない
- 口座間のお金の移動やひき落としの仕組みが分からない
この2つのことが分からず、毎月の収支が全く合わず
2ヶ月も経たずにに辞めてしまうということを繰り返していたのです
しかし、調べてみるとどうやら家計簿は複式簿記と言われるやり方で作られており
日商簿記という検定の勉強をすれば分かるようになるらしい、ということを知りました
さっそく本屋に行き、とりあえず3級と書かれたテキストを開いてみたところ
いきなり色々な知らない単語が出てきて
無理かも…となりました
そのままページをパラパラ進めていくと
「減価償却費」と書かれたページが目に止まりました
難しそうな単語ですが、これは会社で車を買い替えるときに名前だけ聞いたことがありました
どんなものなんだろう?と少し興味を持ち、おそらく減価償却のページだけで30分くらい読んでいました
どうやら減価償却というのは
- 固定資産の価値が一年でどれだけ減ったのかを見積り、それを費用として計上していく考え方
のことであることが分かりました
そしてその効果としては、
- 固定資産を取得した時ではなく、減価償却費という費用で毎年少しずつ費用として計上していくことで、費用を分散できる
ということです
これを自分で理解できたとき、ものすごい達成感がありました
知らないことを知る楽しさというのを子供の頃ぶりに感じた気がします
全く知らないことだからこそ、理解したときの自分の成長具合がとても大きく感じて
大袈裟ですが、一気に世界の見え方が変わったような、そんな気持ちになりました
このときから私は簿記に興味を持つようになり
簿記について調べるうちに、私が勉強しないといけないと思っていました
企業会計の勉強にも簿記が良いということを知り
それも簿記なんだ!一石二鳥じゃん!と簿記を勉強することに決めました
まとめ
私が簿記を勉強しようと決めたきっかけの話ということだったので
自分のことばかり話してしまいましたが
いかがだったでしょうか?
私が何を思って簿記を学び始めたかはおそらく伝わったと思います
もちろん私と皆さんは全く違う人生を歩んでおり
主婦や学生、会社員でも現場仕事ばかりの人、など
様々な人がいます
私の経験がそのまま同じように動機になるとは思いません
ですが、お金は誰の生活にも関わってくることですので
ぜひあなた自身の生活に置き換えて考えてみて下さい
- 転職のためにキャリアアップしたい
- 社内業務のためにスキルアップしたい
- 大学進学で有利になるため取りたい
- 家計のことをもっと理解して行いたい
など、自分を高めたいと思う人の様々なニーズが
簿記を学ぶことで解決できます!
まとめのまとめ
簿記とは会社や個人が自分の利益や財産の計算をするための方法であり
その考え方は企業の会計だけでなく、節約や貯金などの個人の家計にも役立ち
学ぶことで一石二鳥にも三鳥にもなる、もっともコストパフォーマンスの良いスキル
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