こんにちは、ろき(@rokilog_blog)です
みなさんの住んでいる街は夜中にバイク音が聞こえますか?
疲れて家に帰ってきて、ゆっくり寝たいというのに家の近くを通るバイクの爆音のせいで眠れずに困っていませんか?
今日はそんな方が行うべき対処法について紹介していきます
1)バイクのうるさい音は取り締まりできないの?
よく爆音で街中を走り抜けるバイクを見かけることがありますが、近隣の住民などはひどく迷惑していることでしょう
何より、うるさいだけでなく怖いですよね
怖い人が乗っていて絡まれてしまうかもしれないし、あなたが車を運転していたら後ろから煽られてしまうかもしれません
また、彼らの爆走行為は交通事故にも結びつきかねません
はっきり言って危険です!
では、そんな人たちを取り締まる法律や規則は存在するのでしょうか?
(1) 道路交通法で禁じられている
先に結論を述べると、『道路交通法第71条第5号の3』において、他人に迷惑を及ぼすような音を立てて走行することが禁じられています
正当な理由がないのにエンジンを空吹かする、または、正当な理由がないのに急激な加速等を行うことで、大きな騒音を発生させて他人に著しく迷惑となる運転をすれば「騒音運転違反」になります
引用
車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
五の三 正当な理由がないのに、著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる騒音を生じさせるような方法で、自動車若しくは原動機付自転車を急に発進させ、若しくはその速度を急激に増加させ、又は自動車若しくは原動機付自転車の原動機の動力を車輪に伝達させないで原動機の回転数を増加させないこと。(道路交通法第71条第5号の3)
以上の道路交通法の文章を読むと、バイクの爆音の原因である急発進や空ぶかしが交通違反になることは明らかです
(2) 捕まった時の罰則は?
騒音運転等違反の罰則は、刑事処分の場合、5万円以下の罰金、違反点数2点が付加されます
行政処分における反則金は車の車種によって5000~7000円までとなっております
刑事処分もありえますが、ほとんどの場合、反則金を納めることでそれを免れることができてしまいます
2)近所のバイクがうるさい!訴えられるケースとは?
結論から言うと、一般的に訴えることは簡単ではありません
というのも、バイクの騒音被害は証拠をおさえにくいからです
警察に通報しても取り締まりができないのもそれが理由で、「現行犯でない」ということから捕まえることが難しいようです
特に、空ぶかしや爆音走行などの被害が多くなるのは深夜であり、暗さの影響もあり道路交通法違反の確認が取りにくいです
また、溜まり場などにいる場合でも警察が向かうときにはすでにエンジンを止めて停車中であることが多く、現行犯で取り締まることが難しいのです
取り締まりですら難しいのですから、訴えるとなるともっと大変でしょう
しかし、とは言っても不可能というわけではないようです
ただ、それ相応の準備等の手間が必要になることが想定されます
たとえば、相手の姿を確認しなければいけませんので、監視カメラ等による撮影が必要になります
また、バイクの騒音が本当に騒音足りうる大きさになっているのかを確認するためにその音を録音する必要があるでしょう
バイクの騒音訴訟の例はほとんどありませんが、マンションでの騒音訴訟と同じように判断するならば、一般に我慢できる範囲を超えた騒音であるということが判断でき、その相手に改善を要求してもその意思がないという状況ならば不法行為責任の判決にもっていくこともできるでしょう
3)駐車場での暖気は問題になる?
冬になると、出勤の前に車やバイクを10分程度暖気しそれから出勤する、という人も多いのではないでしょうか?
窓ガラスの氷や霜を取るために車を暖めるということもありますが、メインの理由は他にもあります
それはエンジンを暖めるためです
エンジンを暖めずに冷たい状態で動かしても壊れるわけではありませんが、そのまま発進するとガソリンを多く浪費してしまい、経済的にも問題がありますし、車にも負担がかかっているのではないかと心配になります
そんな暖気ですが、行う時間帯が朝方や夜中であるため、とにかくうるさいです
その騒音で睡眠を妨害されて困っている人がいるわけですが、その人たちはそれを訴えるなどの問題にすることができるのでしょうか?
一般的に車やバイクの騒音はお互い様ですので、明らかに意図的な騒音の場合を除いて、そこまで問題になることはありません
つまり、家から駐車場までの距離や家の壁の状態、車種、マフラーなどの様々な要因によって騒音レベルが変わるため、一概にどれくらいの音や暖気時間で問題になるかはわかりません
しかし、たとえばバイクの暖気であれば、チョークを引いてエンジンをかけて、そのまま公道まで押しながら暖気したり、最初から大通りまで押して行ってからエンジンをかけて暖気したりといった少しの配慮があれば、近隣住民もそこまで迷惑に思わずにすむわけです
そういった対策ができるのにやらないということであれば苦情を入れるくらいはできるでしょう
4)我慢できない!そんな時にとるべき行動
まず、住民同士で直接争うことはよくないので、アパートやマンションであれば管理人に、持ち家であれば自治会に相談しましょう
すぐには対応してくれないと思いますが、証拠の音源を聞かせたり、撮った映像を見せたりして、現状を把握してもらうことが重要です
それでも動いてくれないようであれば、同じく騒音に悩む他の住民と連名で管理人や自治会に相談します
さすがに複数人の訴えがあれば動かざるをえませんからね
アパートやマンションであれば、強制退去とまではいかなくても、張り紙による警告や口頭注意がされると思います
5)それでも変わらない!そんな時は!
ひたすら警察に電話しましょう
警察への通報は一見効果がないように感じますが、そうでもありません
その通報の積み重ねが警察に記録が残り、その地域での巡回や取り締まりが強化されることに繋がるのです
警察への通報や騒音の記録によって取り締まりが強化されれば、たとえば、溜まり場となっている場所に防犯カメラが設置されるなどして、集まるバイクがいなくなるなどの結果になることが考えられます
また、自分で撮影した映像や録音した騒音を自治会などに提出することで、自治会に市町村とのやり取りを進めてもらい、最終的に地域ぐるみの解決に結びつけるという方法もあります。
とりあえず、どうしても何とかしたいならば、騒音行為があった日や時間をメモしておき、Webカメラで録画し、騒音を記録しておきましょう
騒音の記録については、今はスマートフォンのアプリでも簡単に騒音の指標であるdbの測定ができます
とにかく根気強く対策を求めていくことが大事です
まとめ
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