お昼ご飯を食べた後、仕事を始めたもののつい眠くなってしまいウトウトしてしまった経験ありませんか?
そんな人もお昼休みに少し寝るだけで、午後も集中できるようになります!
もしかしたら職場で昼寝をしている人を見て
「だらしない」
「夜ふかしでもしてるんじゃないか」
などと感じていたかもしれません
しかし、昼寝の効果とその理由について知れば、あなたの昼寝の考え方も変わり
それを実践することで、あなたの午後の作業効率も上がるはずです!
この記事では、昼寝が私たちを午後の眠気から解放してくれる理由について解説していきます
こんな方におすすめ!
- お昼ご飯を食べるとどうしても眠くなってしまい困っている人
- 昼寝の効果について知りたい人
20分寝るだけで午後も眠くならない!
昼寝は集中力や記憶力を高める効果はもちろん、疲労を回復する効果があります
午後になって眠くなってしまうのは昼食後の血糖値の関係や血流の関係など食事による影響もありますが
見落としがちなのが睡眠不足による疲労の蓄積によって現れる眠気です
慢性的な睡眠不足は脳を疲労させ、午後には情報で圧迫された脳が休息を求め、それが眠気となって襲ってきます
それを防ぐのが「昼寝」です
眠ることで脳の情報がリフレッシュされ、同時に疲労も回復できます
そのために最適な時間が20分程度と言われています
注意ポイント
30分以上寝てしまうと疲労が余計に溜まってしまい、それを回復するためにはもっと睡眠が必要となってしまいます
朝覚醒してから昼食時までだけでも相当な疲労が溜まっていますし、短い睡眠の方が効率よく疲労回復ができるということを考えると、昼寝がちょうどいいのです
つまり、20分程度の昼寝をすることで足りない睡眠を補い、蓄積した疲労を解消することができるのです
なぜ食後に眠くなるのか
食後に眠くなるのは誰にでも起きることで、一般的には血流の問題と言われます
食後の消化吸収を助けるために全身の血液が胃腸に集中してしまい、脳にわたる血流が少なくなることが原因とされています
つまり、食後に眠くなってしまうのは誰でも起こる自然な現象ですので、心配する必要はありません
しかし、睡眠不足やストレスなどが原因の眠気もあります
午後2時くらいに頭がぼーっとしてきて、眠気が抑えられないという人は
食後の血流の影響だけではなく、睡眠不足による疲労が原因の可能性があります
なぜ昼寝が必要なのか
一言で言うと、睡眠不足により疲労が蓄積されているからです
睡眠不足
成人に必要な睡眠時間は7時間程度が目安とされています(以下の参考より)
ただし、それには個人差があり、6時間の睡眠で問題ない人もいれば8時間程度の睡眠が必要な人もいます
正直、自分に必要な睡眠時間を正確に把握することは難しいです
それゆえに私たちは無意識の内に慢性的な睡眠不足に陥りやすいのです
中には、休日にたくさん寝ているから大丈夫だと考えて平日の睡眠時間を短めにしてしまう人がいます
しかし、様々な研究により、いわゆる「寝だめ」は作業効率を改善させるにはある程度有効とされていますが、蓄積された疲労を回復する効果は認められていません
注意ポイント
それどころか、休日の過度な睡眠は夜間の睡眠を妨げ、平日の日中の眠気や疲労にもつながる可能性があります
つまり、ただでさえ平日の睡眠時間が不足しているのに、休日に質の悪い睡眠を取ることで余計に疲労を蓄積させてしまっているのです
そういった睡眠不足が招く疲労の蓄積が昼間の眠気に繋がるのです
昼寝の効果について
昼寝には睡眠不足による疲労を解消する効果があります
昼寝で睡眠不足による疲労が解消される
昼寝は忙しい現代人が抱える睡眠不足という悩みを解決する手段と考えられています
日頃の睡眠時間が十分であるかどうかは中々自分では判断できないものです
自分ではちゃんと睡眠を取っているつもりでも、睡眠時間が足りていなくて疲労が回復しきっていないことがあります
それを日々繰り返しているうちにどんどん疲労が溜まってしまい、その結果として昼間に眠くなるのです
そんな睡眠不足により蓄積した疲労を解消するには「寝る」ことが一番です
たくさん寝るだけじゃダメ
残念ながらたくさん寝ても蓄積した疲労を回復することはできません
もちろんその日の疲労を翌日に残さずに回復することができるので、十分な睡眠は取るべきです
しかし、一度にいつもより長い睡眠を取ってもその分多くの疲労を回復できるわけではなく、蓄積された疲労を十分に解消することはできません
健康成人を対象にした研究では、6~7 日間睡眠不足が続くと、その後 3 日間、十分な睡眠時間を確保しても、日中の作業能率は十分に回復しないことが示されている。
出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会」報告 平成26年3月「健康づくりのための睡眠指針2014」より
むしろ寝すぎることで睡眠の質が低下してしまい、疲労を溜めてしまうこともあります
休日にいつもよりも長く寝る程度では、蓄積された疲労を解消することはできないのです
週末の過度の寝すぎは、逆に夜間の睡眠を妨げて、月曜日や火曜日の日中の眠気や疲労につながる可能性があることにも注意が必要である
出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会」報告 平成26年3月「健康づくりのための睡眠指針2014」より
昼寝が蓄積した疲労を解消する
そこで活躍するのが「昼寝」です
昼寝をすることで足りない睡眠を補い、蓄積した疲労を解消することができます
同じように思った人も多いと思います
結論から言うと、昼寝をすることで特に脳の疲労が解消されます
疲労と言っても身体の疲労と脳の疲労とがあります
睡眠不足で眠気が現れるのは、主に脳の疲労が関係しています
人間の脳は常に膨大な量の情報を処理していて、疲労し続けています
特に、パソコンやスマホなどの情報端末を使用することで、知らず知らずのうちに脳がフル稼働しているのです
そんな大活躍の脳を疲労から解放するのに最適な方法が昼寝なのです
というのも、脳は情報を処理するとき、パソコンのキャッシュのように情報が溜まってしまいます
ただでさえ睡眠不足で脳内の情報が十分に綺麗にされていないところに、追加でどんどん情報(疲労)が溜まっていくので、脳がパンクしてしまい、眠くなるのです
しかし、昼寝をすると、眠ってから20分前後で脳に溜まった余計な情報がクリアされ、脳が疲労から解放されます
そのため、昼寝は疲労回復にも良いと言えるのです
注意ポイント
30分以上寝てしまうと寝覚めが悪くなり、頭痛や気持ち悪さの原因となるので注意が必要です
昼寝のやり方と注意点
昼寝は
- 姿勢
- 環境
の2点に注意しましょう
姿勢
OK:自分の寝やすい体勢
NG:机に突っ伏す寝方・うつ伏せ(頸椎を圧迫してしまうから)
普段の睡眠のように、横になって眠るのがベストです
ただ、職場で横になることが難しい人もいると思います
そういう人は車の椅子を倒して車内で寝たり、思い切って大きくノッキングができる椅子を新調して職場で使ったり、というのも良いかもしれません
環境
OK:職場の椅子、車、電車など
NG:明るすぎる場所
暗くて、うるさすぎず、静かすぎない環境がベストです
明るい場所でもアイマスクなどを活用すれば問題ありません
自分がリラックスできる場所を見つけましょう
昼寝におすすめのアイテム
(Amazon公式サイトより画像)
せっかく昼休みの時間を使って昼寝をするなら、その効果を最大にしたいですよね
個人的に絶対必要だと思うものとあったら良いものを1つずつ紹介していきます
1つは持っておきたい昼寝のマストバイアイテム
私が思う絶対必要なアイテムはホットアイマスクです
毎日昼休みと夜寝る前に愛用しています(写真もちょっと使用感があってすみません)
私がこれを使用している理由は以下の5点です
- 少し明るいので暗くするため
- ホットなので目の疲れも取れるから
- 職場で寝ているときに顔を見られるのが嫌だから(マスクと合わせて完全防御!)
- コードレスの充電式でどこでも使用できるから
- シルク生地で付け心地がいい
シルクなので触り心地もよく、バンド部分もやわらかく使っていて全く気になりません
冬はもちろん、夏でもさらっとしていて気にせず使用できます
電源を入れてからすぐに暖かくなり、約30分間それが続きます
ずっと暖かいままというわけではないので、もし付けたまま長時間熟睡してしまっても安心です
色は箱のカラーリングのとおり、ネイビーとピンクの2色あります
販売元は日本ですが、中国産なのでメイドインチャイナはお断りという人は注意してください
私は産地よりも実際使ってみてどうかで判断しています
同じ効果なら安い方が良いよねというスタンスです
Amazonの評価も154件で☆4.3(2021.7.10現在)となっていて、悪い評価も中国製だからといったものでした
あったら便利な快眠アイテム
あると便利なアイテムとして 昼寝クッション ALIBOを紹介したいです
(Amazon公式サイトより画像)
昼寝でNGな姿勢としてうつ伏せになる姿勢を挙げていましたが
これを使えば頸椎を守ることができ、自分のデスクでも気持ちよく昼寝ができます
また、普段は椅子の後ろに置くことでクッションになり、腰の疲労を軽減できます
使用初めは少し硬めですので、沈むくらい柔らかめが好きな方は類似商品の低反発枕を見てみてください
まとめ
昼寝が私たちを午後の眠気から解放してくれる理由として、なぜ眠くなるのかということから昼寝の効果やそのやり方についてまで解説してきました
簡単にまとめると
- 午後の眠気の原因は食事だけはない
- 睡眠不足による疲労も原因の1つ
- それを解消するのに昼寝が効果的
- 昼寝は20分程度で十分な効果を発揮する
- 20分昼寝するだけで疲労が解消され午後も眠くなくなる
- だけとは言っても普段の睡眠時間も継続して十分に確保することが大切
ということです
昼寝は誰でもすぐに実践できることで、やり方を間違えなければ必ずあなたにとって良い効果があります
頭もスッキリするので思考力もアップして、午後の仕事ではいつも以上に効率よく作業ができるでしょう
眠くならなくなるだけでもすごいのに、昼寝はそれだけでなく私たちのパフォーマンスも向上させてくれます
皆さんにも今すぐに実践して、この効果を実感してほしいです
おわりに
いかがだったでしょうか?
「20分昼寝するだけで午後も眠くならない」
これは私も実際に体験したことです
いつも13時半ごろには気が付くと目が閉じそうになって、うとうとと船を漕いでいました
それで何度上司から嫌味を言われたか、今思い出しても嫌な思い出です
自分で制御できない眠気だから仕方ないと心のどこかで思っていたのだと思います
そんな私が何とかしなくちゃといけないと思ったきっかけが、居眠り運転での事故でした
眠気があってもいつものことだと闘い続けた結果、気が付いたらガードレールに接触していました
毎日往復120km以上の距離を運転しているため、悪い意味で運転に慣れてしまっていたのでしょう
その後、ここまで眠くなるのはほんとに病気なのかもしれないと思い、色々病院で相談したり、医学書を読んだりと調べまくりました
その結果辿り着いたのが、昼寝でした
(大きい病院の脳神経系の医者のアドバイスでした)
しかし、私は職場で昼寝をするおじさんたちを見て、だらしないなと思っていたので、初めは半信半疑でやってみました
驚くことに、それから午後の眠気で頭を机にぶつける程爆睡してしまうなんてことは一切なくなりました
全く眠くないかというと、帰るときにはあくびの1つも出ますが、あまり気にならなくなりました
もちろん夜の睡眠時間もちゃんと確保した上での結果です
もっと早くやっておけば良かったと何度も考えています
そのため、皆さんにもいち早く教えてあげたいという気持ちで記事にしてみました
この記事を読んでもよく分からないなと思っても、一回やってみてください
昼休みに20分程度昼寝するだけです
皆さんも午後の眠気から解放されることを願っています